【登録販売者試験】暗記カードの作り方【おすすめのカード内容も公開】
登録販売者試験の勉強をしているけど、暗記カードは作った方がいいかしら、暗記カードの内容は何がいいの、おすすめの暗記カードの内容を知りたい、そんなことを私の登録販売者試験に一発合格した経験を踏まえて紹介です。この記事ではそんな疑問にお答えします。
侑(Yuu)
この記事を読んでわかる事(記事の内容)
・暗記カードの作り方(内容を決める!)
・暗記カードの使い方
・暗記カードのおすすめ内容は?
・【暗記カード】第3章の薬品名と試験頻出キーワード型
・まとめ:暗記カードはアプリより自作が効果的な理由
この記事の信頼性
ではよろしくお願いします。
・登録販売者試験の暗記カードの大きさ
結論から述べますと、「アイフォン、スマートフォンのサイズ」が一番です。
英語の暗記カードのように小さいと持ち運びには便利ですが、薬効名、薬品名を書く時、書きづらくて困ってしまいます(経験談)
また、暗記カードに記入する内容も多いので、大きめのサイズが問題ないです。大きければ書き易いし、追加で暗記内容を足すこと可能です。
見開きの小形手帳でも暗記カードとして作ることができます。
ズボンに入る大きさのノートなら作れます。
・登録販売者試験の暗記カードの作り方(いつ作る?)
暗記カードの作るタイミングは、テキスト勉強を終わらせ、ひととり過去問をこなした後が一番適しています。
・「どうしても覚えられない項目」を抜粋
・「試験に頻出する項目」を抜粋
あるいは試験の本番の1週間から2週間前に、最終確認で作るのが一番です。そうでないと、暗記カードの量が膨大になってしまいます。
「自分に適した自分だけの暗記カード」を作るイメージです。
暗記カード作りは、登録販売者試験勉強に疲れたときに、気分を変えてやってみる、ぐらいが楽しく作れます。暗記カードを書くことで、覚えが深まる効果もありますよ。
・登録販売者試験の暗記カードの使い方
これは、ズバリ、「登録販売者試験の当日の移動中(電車、バス)と試験の昼食休憩の時」が一番活躍します。
ぶっちゃけ、試験当日になれば、「強制丸暗記」ノードです。そんなとき、暗記カードの内容は自分の弱点で作っておけば、重宝します。
・登録販売者試験の暗記カードのおすすめ内容は?
登録販売者試験で合格するためには、重要ポイントを確実に覚えることが大切です。
「重点ポイントの暗記カード」を作るのがおすすめ
重要ポイントは3章、5章両方で出てくる可能性があります。私は以下の内容で暗記カードを作りました。
「してはいけないこと」を重点的に覚え、その後に「相談すること」を覚えましょう。
■「してはいけないこと」より抜粋
(参考:厚生労働省「試験問題作成に関する手引き(平成30年3月)」より)
注意点 | 主な成分・薬効群 | 理由 |
ぜんそくを起こしたことがある人 | インドメタシン、フェルビナク、ケトプロフェンまたはピロキシカムが配合された外用鎮痛消炎薬 | 喘息発作を誘発するおそれがあるため |
特定の医薬品・添加物でアレルギー | ケトプロフェン(非ステロイド性抗炎症成分) | 光線過敏症、接触皮膚炎 |
鶏卵アレルギー | リゾチーム塩酸塩(坑炎症成分) | 鶏卵の卵白から抽出 |
生乳アレルギー | タンニン酸アルブミン(収斂成分) | 乳製カゼイン由来 |
胃酸過多、胃潰瘍
心臓病 |
カフェイン配合の眠気防止薬 | 胃液分泌亢進
除脈又は頻脈で心臓病悪化 |
・前立腺肥大による排尿困難
・心臓病、高血圧 ・甲状腺機能障害、糖尿病 |
プソイドエフェドリン塩酸塩(アドレナリン作動成分) | 交感神経興奮作用により症状悪化 |
・透析療法を受けている人
・長期連用しないこと |
スクラルファート…胃粘膜保護修復成分
アルジオキサ…胃粘膜保護修復成分 合成ヒドロタルサイト…制酸成分 ~アルミニウム…制酸成分等 アルミニウム配合の胃腸薬 |
長期連用した場合に、アルミニウム脳症、アルミニウム骨症 |
15歳未満の小児 | ・アスピリン、サザピリン(解熱鎮痛成分)、プロメタジンメチレンジサリチル塩酸、サリチル酸ナトリウム | ライ症候群 |
プロメタジンテオクル酸塩(坑ヒスタミン) | 乳児突然死 | |
イブプロフェン(解熱鎮痛薬) | OTCでは小児用はない | |
オキセサゼイン(局所麻酔、胃液分泌抑制) | OTCでは小児用はない | |
ロベラミド | 麻痺性イレウス | |
6歳未満の小児 | アミノ安息香酸エチル(局所麻酔) | メトヘモグロビン血症 |
3歳未満の小児 | ヒマシ油類 | |
妊婦 | ヒマシ油類(小腸刺激性瀉下成分) | 硫産・早産 |
ジフェンヒドラミン塩酸塩配合の睡眠鎮静薬(坑ヒスタミン) | 適用対象外 | |
出産予定日12週以内の妊婦 | アスピリン、アスピリンアルミニウム、イブプロフェン | 分娩時出血の増加 など |
授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること | ジフェンヒドラミン塩酸塩等(坑ヒスタミン成分) | 乳児昏睡 |
アミノフィリン水和物、チオフィリンが配合された鎮咳去痰薬、鎮暈薬 | 乳児に神経過敏 | |
ロートエキスが配合された内服薬、外用痔疾用薬 | 乳児頻脈、母乳出にくくなる | |
センノシド、センナ、ダイオウ(大腸性刺激瀉下成分) | 乳児下痢 | |
コデインリン酸水和物、ジヒドロコデインリン酸塩 | 乳児モルヒネ中毒 | |
服用後、乗物または機械類の運転操作をしないこと | ・坑ヒスタミン成分 ・コデインリン酸塩水和物、ジヒドロコデインリン酸塩 ・ブロモバレリル尿素、アリルイソプロビルアセチル尿素 ・ロベラミド塩酸塩(止瀉成分) |
眠気等 |
ピレンゼピン塩酸塩水和物 | 目のかすみ、異常なまぶしさ | |
坑コリン成分(スコポラミン臭化水素酸塩水和物、メチルオクタトロビン臭化物を除く) | ||
坑コリン成分(スコポラミン臭化水素酸塩水和物、メチルオクタトロビン臭化物) | 眠気、目のかすみ、異常なまぶしさ | |
短期間の使用にとどめ、連用しないこと | グリチルリチン酸ニカリウム、カンゾウ等のグリチルリチン酸を含む成分(グリチルリチン酸:40㎎以上/日、カンゾウ1g以上/日) | 偽アルドステロン症 |
服用戦後は飲酒しないこと | ・かぜ薬、解熱鎮痛薬 ・ビスマスを含む成分(収斂成分) ・「~尿素」(鎮静成分) |
肝機能障害、胃腸障害 精神神経系障害 鎮静作用の増強 |
■「相談すること」より抜粋
「妊婦又は妊娠していると思われる人」
主な成分・薬効成分 | 理由 |
ブロモバレリル尿素が配合されたかぜ薬、解熱鎮痛剤、睡眠鎮静薬、乗り物酔い防止薬 | 胎児障害の可能性あり |
コデインリン酸塩、ジヒドロコデイン酸塩が配合されたかぜ薬、鎮咳去痰薬 | 麻薬性鎮咳成分 成分の一部が血液ー胎盤関門を通過して胎児へ移行 |
ベタネコール塩化物、ウルソデオキシコール酸 | |
副腎皮質ホルモンが配合された外用痔疾用薬、鎮痒消炎薬 |
「授乳中の人」
薬効群 | 授乳中に移行する可能性があると主な成分 |
かぜ薬、解熱鎮痛薬、鎮咳去痰薬、鼻炎用内服薬、アレルギー用薬 | dl-メチルエフェドリン塩酸塩、dl-メチルエフェドリンサッカリン酸、トリプロリジン塩酸塩水和物、プソイドエフェドリン塩酸塩、ベントキシベリンクエン酸塩、アスピリン、アスピリンアルミニウム |
胃腸解熱鎮痒薬、乗り物酔い防止薬 | メチルオクタトロビン臭化物、メチキセン塩酸塩、ジサイクロミン塩酸塩 |
「高齢者」
主な成分・薬効群 | 理由 |
グリセリンが配合された浣腸薬 | 効き目が強すぎたり、副作用が現れやすい |
「小児に対する注意」
主な成分 | 理由 | |
発熱している小児、けいれんを起こしたことがある小児 | テオフィリン、アミノフィリン水和物 | けいれんを誘発するおそれ |
「特定の症状・状態」
「次の症状がある人」 | 主な成分 | 理由 |
はげしい腹痛・吐き気・嘔吐 | 瀉下薬(ヒマシ油、マルツエキスを除く)、浣腸剤、ビイサゴジルを主薬とする坐剤 | 急性腹症(腸管の狭窄、閉塞、腹膣機関の炎症等)の可能性があり、瀉下薬や浣腸薬の配合成分の刺激によってその症状を悪化 |
排尿困難 | 坑ヒスタミン成分、ロートエキス | 排尿筋の弛緩と括約筋の収縮が起こり、尿の貯留を来すおそれ |
「基礎疾患等」
次の診断を受けた人 | 主な成分・薬効群 | 理由 |
てんかん | ジプロフィリン | 中枢神経系の興奮作用により、てんかんの発作を引き起こすおそれ |
胃・十二指腸潰瘍 | アスピリン、アスピリンアルミニウム、エテンザミド、イソプロピルアンチピリン、アセトアミノフェン、サリチルアミド | 胃・十二指腸潰瘍を悪化させる恐れ |
肝臓病 | 小柴胡湯 | 間質性肺炎のおそれ |
アスピリン、エテンザミド | 肝機能障害を悪化させる恐れ | |
ピペラジンリン酸塩等 | 体内の蓄積によって副作用の恐れ | |
ブロメライン | 代謝、排泄の低下 | |
甲状腺機能障害
甲状腺機能亢進症 |
水酸化アルミニウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム共沈生成分、沈降炭酸カルシウム、無水リン酸水素カルシウム、リン酸水素カルシウム水和物、乳酸カルシウム水和物 | 甲状腺ホルモンの吸収を阻害 |
心臓病、高血圧、糖尿病、甲状腺機能障害 | メチルエフェドリン塩酸塩 | 交感神経興奮作用により種々の症状を悪化 |
心臓病 | 鼻炎用点鼻薬、坑コリン成分 | 心臓病悪化 |
緑内障 | バパベリン塩酸塩、ロートエキス、ジフェニドール塩酸塩 | 坑コリン作用によって、房水流出路が狭くなり、眼圧が上昇し、緑内障を悪化させるおそれ |
普通に、3章の薬品名と効果で暗記カードを作るのも当然ありです。重ね重ねになりますが
「自分に適した自分だけの暗記カード」を作る
・【暗記カード】第3章の薬品名と試験頻出キーワード型
もう少しお話ししますと、第3章の薬品名と試験頻出キーワードで暗記カードを作るのも定番です。
登録販売者試験の第3章は勉強の最難関です。最難関な理由は初めて聞くカタカナ薬品名と効能効果副作用等の紐づけ暗記の難しさにあります。
テキストで勉強し、過去問題集を解き、それでも覚えられない、何度も間違う点をピックアップして暗記カードを作成する。
薬品名とそれに対して問われるキーワードは決まっていいます。それを暗記カードにする。
以下の記事では第3章の薬品名と暗記項目の語呂合わせ暗記方法に視点をあてていますが、内容は暗記カードとしても使えます。
▼登録販売者試験の第3章「風邪薬」「解熱鎮痛薬」「鎮咳去痰薬」の薬品(成分)名と暗記項目
・【登録販売者独学勉強方法】試験に頻出する第3章薬品の暗記項目と覚え方【第3章集中対策講座1限目】
▼語呂合わせ紹介記事ですが内容は暗記カードでも利用可能です。登録販売者試験の第3章「胃の薬「止瀉薬」「下瀉薬」「眠気を促す薬と眠気を防ぐ薬」「乗り物酔い防止薬」「胃腸鎮痛鎮痙薬」「駆虫薬」「強心薬」「高コレステロール改善薬」「貧血用薬」「痔の薬」「泌尿器の薬」婦人薬」の薬品(成分)名と暗記項目
・【登録販売者独学勉強方法】私の第3章の語呂合わせ暗記の内容を公開【第3章集中対策講座2限目】
▼登録販売者試験の第3章「アレルギー薬」「眼科用薬」「滋養強壮剤」「殺虫剤・忌避剤」「皮膚薬」「にきび薬」「水虫薬」「頭皮の薬」「消毒薬」の薬品(成分)名と暗記項目
・【登録販売者独学勉強方法】第3章語呂合わせ。暗記カードにも使える【第3章集中対策講座3限目】
▼第3章の漢方の暗記カード内容なら以下の記事が参考になると思います。
・【登録販売者独学勉強方法】頻出漢方50個の暗記項目と覚え方(語呂合わせ)【第3章集中対策講座4限目】
繰り返しになりますが、全内容で暗記カードを作ると量が膨大です。作るだけでイヤになります。暗記カードは試験勉強の最終段階でどうしても覚えられない点を中心に作成すること。
・まとめ:暗記カードはアプリより自作が効果的な理由
最近では、便利な世の中で、スマートフォンアプリで「登録販売者試験勉強」に使えるものがたくさんあります。
暗記カード的ににも使えますし大変便利です。どちらがいいのか私にはわかりません。人それぞれ合う合わない、勉強環境の差があるからです。
私的意見では「暗記カードは自分のオリジナル版」を作ることをおすすめします。この辺の理由は以下の記事で解説しています。
・【登録販売者独学勉強方法】おすすめのアプリはありますか?メリットデメリットを私なりに斬る!【辛口批評】
自分だけのオリジナル暗記カードを自分で作ることは登録販売者試験に合格することにマイナスになることはありません。
暗記カードを作る過程で自分の勉強内容の再確認ができるのが一番のメリットです
アプリもやって、自分でも暗記カードを作ってみよう!☜これ最強!
まとめます。
1.暗記カードは「アイフォン、スマートフォンのサイズ」が一番です。
2.暗記カードの作るタイミングは、テキスト勉強を終わらせ、ひととり過去問をこなした後が一番
3.あるいは試験の本番の1週間から2週間前に、最終確認で作るのが一番
4.「どうしても覚えられない項目」を抜粋。あるいは「試験に頻出する項目」を抜粋
5.「重点ポイント(してはいけないこと、相談すること)の暗記カード」を作るのがおすすめ
6.第3章の薬品名と試験頻出キーワードで暗記カードを作るのも定番
7.「暗記カードは自分のオリジナル版」を作りましょ。出ないと膨大な量になります
以上まとめです。
以下に勉強方法の記事等を載せています。合わせて読んで頂ければ嬉しいです。
人気記事:【ドラッグ秘伝】ウサギ型登録販売者独学勉強方法【主婦・多忙な人向け】
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