【登録販売者の退職手続き】販売従事登録証は返却。業務(実務)従事証明書は発行してもらう。【重要必須項目は2個です】
登録販売者でパート、アルバイトをしていて退職する時の手続きのお話しです。パート、アルバイト登録販売者と通常パート、アルバイトと退職時の違いにフォーカスしています。登録販売者が退職する時に必ず押さえておくべきポイント2個について解説しています。登録販売者としてアルバイト、パートしてたけど退職することになった!何か注意点はあるのかしら?この記事ではそんな悩みにお答えします。
侑(Yuu)
この記事を読んでわかる事(記事の内容)
・登録販売者の退職手続きの超重要ポイント2個
・ポイント1:販売従事登録証は必ず手元に返却してもらう
・ポイント2:業務従事証明書(実務従事証明書)の発行を依頼する
・業務従事証明書と実務従事証明書の違い
・業務(実務)従事証明書が無いと困る事
・まとめ
以前以下のツイートをしました。
登録販売者の退職手続きで必ず確認してやっておかなければいけない事が2個ある。
・販売従事登録証が手元にあるか?
・実務従事証明書(業務従事証明書)の発行依頼登録販売者(パート、アルバイト)していたなら
上記2個の書類は退職時に必ず確認しましょ。知らないとトラブルの元になる。
— YuuMUTSUKI/登録販売者勉強ブログを書く人 (@YuuMUTSUKI) April 16, 2021
登録販売者の退職手続きで必ず確認してやっておかなければいけない事が2個ある。
・販売従事登録証が手元にあるか?
・実務従事証明書(業務従事証明書)の発行依頼
登録販売者(パート、アルバイト)していたなら
上記2個の書類は退職時に必ず確認しましょ。
知らないとトラブルの元になる。
上記のツイートの深堀りも含めて解説していきます。
登録販売者の退職手続きの超重要ポイント2個
結論からお話しします。
登録販売者として仕事をしていたなら、パート・アルバイト・社員等の雇用形態に関係なく確認しなければならに書類が2個あります。
・販売従事登録証が手元にあるか?
・業務従事証明書(実務従事証明書)の発行依頼
では、具体的に2個の書類について解説していきます。
ポイント1:販売従事登録証は必ず手元に返却してもらう
そもそも販売従事登録証とは?
詳しい手続きは都道府県から送付されてくる「合格通知証」といっしょに「合格後の手続きの案内」が同封されています。
販売従事登録証を手に入れる方法は以下になります。
販売従事登録証の申請方法
1.販売従事登録申請書(登録販売者として勤務する都道府県のホームページで入手)
2.登録販売者試験の合格通知証
3.戸籍謄本、戸籍抄本又は戸籍記載事項証明書(発効後6ヵ月以内のもの)
4.医師による診断書(診断日から3ヶ月以内のもの)
5.使用関係を示す書類(登録販売者として勤務している雇用先に依頼)
6.登録手数料(各都道府県によって金額は違います。7,100円~10,000円の間)
提出方法
勤務先の各都道府県へ提出。郵送もしくは持参になります。各都道府県ホームページで確認できます。もしくは合格通知証に同封されている「合格後の手続きの案内」に従います。
注意点
・合格後に1回だけ勤務している都道府県で登録申請すればいいです。
・勤務先が変わっても再登録は必用ありません。
・販売従事登録証の記載事項(本籍、氏名)が変更になった時は30日以内に、都道府県に申請する
・紛失した場合は再登録になります。各都道府県の担当部署の指示にしたがいます
よくあるトラブル
ドラッグストアや会社によっては販売従事登録証を勤務先(ドラッグストアや会社)が保管しているとことがあります。
なぜこのような事がおこるのか?
これは個人の資格を証明する書類ですので会社にはコピーを提出し原本は手元に保管しておくのが、良い。後々退職時に「提出した、返してもらってないトラブル」になる問題になる可能性もあります。
雇用先の契約関係、ルールにもよりますが、勤務中は勤務先に預けておく社内規定なら退職時には必ず返却してもらいましょう。
最悪、返却されないなら各都道府県に薬務課に再発行依頼が可能です。各都道府県のホームページの確認をお願いします。
ポイント2:業務従事証明書(実務従事証明書)の発行を依頼する
そもそも業務従事証明書(実務従事証明書)とは?
▼業務従事証明書
▼実務従事証明書
これもとても大切な書類です。
登録販売者の資格は「試験の合格」と「実務経験(過去5年内の2年分)」の2つがあって一人前の登録販売者としての価値があります。
その実務経験を証明するのが「業務従事証明書(実務従事証明書)」です。これが無ければ退職後に、もう一度登録販売者として働こうとした時に業務(実務)経験を証明できない問題が発生します。
業務従事証明書と実務従事証明書の違い
業務従事証明書と実務従事証明書の違いは何?
・業務従事証明書…登録販売者(管理者)としての業務時間を証明する書類
・実務従事証明書…登録販売者(研修中)としての実務時間を証明する書類
都道府県によっては上記の書類のほかに「勤務状況報告書」を別途用意しているとこともあります(東京都)。この辺の書式は各都道府県ごとに違います。
▼勤務状況報告書
退職する時は、勤務先に「登録販売者としての業務(実務)を証明してもらう書類」を発行してもらうこと!と覚えておきましょう。
また、登録販売者になれば年2回の「外部研修参加」も義務になっています。業務(実務)証明書には外部研修の参加実績も記入する場所があります。外部研修の参加も忘れずに行いましょう。
業務(実務)従事証明書が無いと困る事(トラブル)
大切なことですので繰り返しになります。
登録販売者として、別の会社へ就職(パート・アルバイト)しようとした時に、登録販売者として過去の業務経験を証明することが出来なくなります。
このトラブルは無さそうで、あります。
先日もツイッターで見かけました。ツイッターの転載は控えますが、実務経験の証明で、トラブルになった感じのツイートでした。
業務(実務)従事証明書は雇用者側から求められたら雇用者側は速やかにその証明を行なわなければなりません。
▼東京都ホームページより(登録販売者制度の改正について)
【体験談】1社目ではウソ言って店長に販売従事登録証を返却してもらった。【転職活動に必須】
私の販売従事登録証に関する体験談です。
私は現在登録販売者として2社目で働いています。1社目で登録販売者試験に合格し実務経験2年をクリアーしました。
1社目では「会社か販売従事登録を代行してやっておくから」と店長に言われて合格証を店長に渡しました。その後、1社目を退職しようと決心したとき、まだ誰にも退職する事を言ってない時に以下の行動に出ました。
私「店長、そういえば私の販売従事登録証ってお店にあるんですか?」
店長「そうだよ。確かお店の金庫に保管していたはずだよ」
私「そうなんですか~。じゃぁ販売従事登録証は個人保管したいんですが。別に問題はないと思うんですが~(笑)」
店長「あぁ、そうする? 会社もルール化してるわけじゃないし。どうしてまた??」
私「あはは。実はネットで販売従事登録証は個人保管が普通と書いてあったんで」
店長「なるほど、法的にも会社保管とは決まってないはずだし。これです。」
私「ありがとうございます。」
と言って手元に戻しました。
その販売従事登録証を持って転職活動したのは言うまでもありません。
登録販売者の転職では履歴書と一緒に販売従事登録証のコピーも一緒に提出しますので、販売従事登録証が無いと転職活動も出来きません。
そして現在、無事2社目で登録販売者で頑張っています。
登録販売者の実務経験の証明で業務日誌を求められる事もある
あと登録販売者の転職で実務経験を証明するのに「業務日誌」を求められる会社もあります。
詳しくはこちらの記事です。このトラブル例は私はびっくりしてしまいました。
★登録販売者の業務(実務)経験の証明で業務日誌は必須なのか!?【4個の事実と改善案1個】
私は転職で業務日誌を求められたことはありませんが、業務日誌の見解を厚生労働省がはっきりしてほしい事を願ってます。
まとめ
登録販売者の退職手続きの注意点のまとめ
・販売従事登録証が手元にあるか?確認。会社に預けている場合は返却してもらう。
・業務従事証明書(実務従事証明書)の発行依頼。勤務状況報告書も発行してもらう
・勤務先の各都道府県ホームページで書式は入手可能。(様式が各都道府県で違う場合がある)
・登録販売者として販売従事登録を行えば年2回の外部研修には参加を忘れずに。
・登録販売者の転職活動には販売従事登録証は必須です。転職活動するなら早めに返却してもらいましょ。(ウソも方便)
登録販売者としてパート・アルバイトをしている人の、退職する時の注意点をまとめました。ドラッグストアなら店長さんに依頼することになります。ですが店長さんが人事異動で変わっていたりして、販売従事登録証が行方不明になったり、そもそも店長さんが業務(実務)従事証明書の発行義務を知らない場合もあります。
しっかり知識を得て円満退社ができるようにしましょ。
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