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【合格後の話】登録販売者の外部研修は義務?講習会とeラーニングがお得【費用比較】 

YuuMUTSUKI
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YuuMUTSUKI
現役の登録販売者です。 学生時代にアルバイト中に登録販売者の資格試験に合格しました。 一発合格で2ヵ所受かりました。 登録販売者としてアルバイト、パート、社員の立場で働いた経験があります。働いた業態はコンビニ、スーパー、コンビニで登録販売者です。このブログ「登販部」名は、緩いつながりの部活みたいなサイトになればいいなぁという思いでつけました。以下の「詳しいプロフィールはこちら」に登録販売者についての私のQ&Aをまとめています。
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登録販売者の試験に合格して販売従事登録したら外部研修を年2回受講しなけらばいけない!って聞いたけど、外部研修って何?そもそも理由は?お金(費用)はいくら?外部研修費用を安く済ませる方法は無いのかしら?リモート受講って何?もし受講しなければ資格の剥奪とかペナルティーはあるのかしら?この記事ではそんな悩みにお答えします。

侑(Yuu)

この記事を読んでわかる事(記事の内容)

・登録販売者の外部研修って何?義務なの?

・外部研修受講方法1:集合研修年2回

・外部研修受講方法2:集合研修1回+eラーニング1回

・必ずやっておきましょう!理由は2個

・まとめ

以前以下のツイートをしました。

登録販売者試験に合格したらやるべきこと2個

・販売従事登録
・登録販売者の外部研修の参加(義務化されています。)

理由は2個
・外部講習の受講記録は業務(実務)従事証明書の発行の時に記載されるから
・登録販売者としての知識のアップデート

以外に忘れがちですがしっかりやっておきましょう。

上記のツイートの深堀りも含めて解説していきます。

登録販売者の外部研修って何?義務なの?

登録販売者が販売従事登録をすれば毎年12時間以上の外部研修を、定期的・継続的に受講する義務があります。2021年より厚生労働省より「登録販売者の資質向上のための外部研修に関するガイドライン」が発表され義務化されました。

登録販売者として販売従事登録をすれば義務です。つまりドラッグ等で登録販売者(アルバイト・パート含む)として仕事をすれば外部研修を受けなければなりません。

よって、ほとんどの会社側が「外部研修の受講の案内」をしてくれます。雇用者側のコンプライアンス(法令厳守)からみても研修受講は大切だから。

外部研修を行っている機関

ガイドラインの条件を満たしている外部機関によって開催されます。

・ネットパイロティング株式会社
・一般社団法人 日本医薬品登録販売者協会
・公益社団法人 東京都医薬品登録販売者協会
・日本ドラッグチェーン協会
・一般社団法人 イオン・ハピコム人材総合研修期間
・株式会社 アトモスコンサルティング
・一般社団法人 日本薬局協励会
・公益社団法人 東京都薬剤師会
・アポプラスステーション株式会社
・一般社団法人 東京都医薬品配置協会
・特定非営利活動法人 医薬品ライフタイムマネジメントセンター
・公益社団法人 全日本医薬品登録販売者協会

など

ドラッグ等に努めているなら、先輩の登録販売者さんが過去どこの機関で外部研修を受けているか教えてくれるでしょう。

また会社が外部講習の受講機関を指定する場合もあります。

外部講習は以下の年2回の受講で修了となります。

「外部研修(講義)」を2回受講完了、あるいは「外部研修(講義)1回+eラーニング6時間受講」
(コロナ過の感染防止対策の時限対応で講義はリモート講義になっています)

ちなみに私はネットパイロティングで外部研修を受けています。どこで受講してもかまいません。集合研修がありますので自分の住んでいる地域で集合研修を開催してくれる機関での受講がオススメです。

自分の住んでいる地域(市)で集合研修をしてくれると簡単に参加できます。ですが県庁所在地でしか集合研修を開催してくれない外部講習機関だと交通費も余分にかかってしまいます。

外部研修の目的、内容、受講形式

外部研修って何でするの?内容は?受講形式はどう決まっているの?について解説します。

まずは、「登録販売者の資質向上のための外部研修に関するガイドライン」から抜粋です。

外部研修の目的:

・登録販売者の質的向上
・医薬品の最新知識の取得

研修内容:

① 医薬品に共通する特性と基本的な知識
② 人体の働きと医薬品
③ 主な一般用医薬品とその作用
④ 薬事に関する法規と制度
⑤ 一般用医薬品の適正使用と安全対策
⑥ リスク区分等の変更があった医薬品
⑦ その他登録販売者として求められる理念、倫理、関連法規等

外部研修の形式:

・講義(集合研修)を基本とし毎年少なくとも12時間以上
・遠隔講座・通信講座による研修を行う場合は、講義(集合研修)と組み合わせて行うこと。。また、遠隔講座・通信講座による研修を行う場合には、その時間数が講義(集合研修)の時間数を超えないこと。

外部研修の修了認定及び修了証の交付:

・研修の実施機関は、研修参加者の研修の修了に当たり、試験その他の方法により、研修参加者の研修内容の習得を確認し、修了証等を研修参加者に対し交付することで、修了認定を適切に行うこと。また、研修参加者の氏名、研修内容等を適切に記録・保存すること。

では、外部研修の集合研修(講義)について詳しく紹介します。

外部研修(講義)には開催される機関のインターネットホームページがら受講申し込みをします。集合研修(講義)では「定員」が決まっており、申し込みの早い物勝ちです。

外部研修(講義)に30分以上遅刻すると受講認定の対象外となります。遅刻厳禁です。

私が過去に受講した外部研修の集合研修(講義)ではパワーポイントで大きく映し出された画面を講師さんが説明する方式でした。

集合研修を受ける人の服装は、普通の恰好で十分です。コロナ禍の今ではマスク着用は当然になっています。講義の合間に休憩もあります。

午前10時からスタートして17時45分に終了するパターンが多いです。途中昼食休憩もあります。研修の最後には「認定テスト」があります。確認テストの点数の合格点などはありません。

集合研修が終了すると以下のような「参加証明」をいただけます。

「外部研修(講義)」を2回受講完了、あるいは「外部研修(講義)1回+eラーニング6時間受講」で、「修了証明書」を外部研修期間のホームページからダウンロードして印刷できるようになります。

印刷した「修了証明書」は雇用先(ドラッグストア等)に提出する場合が多いです。修了証明書は何回も印刷できます。無くしても安心です。

外部研修受講方法1:集合研修(講義)を年2回で税抜き3,600円

1日6時間の集合研修(講義)を年2回受講する方法。

集合研修1回あたり 税抜 1,800円(税込 1,980円)×2回で3,600円(税込3,960円)

最も一般的な外部研修の受講方法です。外部研修実施期間が集合研修の開催スケジュールをホームページで公開しますので、自分の参加したい地域で講義を受けることが出来ます。

集合研修の最後にはテストがあります。テストの点数は悪くても修了証明書は取得できます。

事前にインターネットで申し込み。定員に達したら締め切られます。早めに申し込まないと自分の住んでいる近くの会場で受講できなくなります。

・外部研修受講方法2:集合研修1回+eラーニング1回で税抜き3,180円

1日8時間の集合研修(講義)とeラーニングを受講する方法。

集合研修1回あたり税抜 1,800円(税込 1,980円)+eラーニング税抜 1,380円(税込 1,518円)で3,180円(税込3,498円)

こちらは、1日6時間の集合研修(講義)とeラーニング(6時間相当)で修了証明書が取得できます。

最近ではコロナの感染対策の問題もあり、集合研修とeラーニングがおすすめ。(追記:コロナ過が落ち着くまでの時限対応で集合研修はリモート受講になっています)

令和3年度はコロナ禍が収束していません。2021年度は集合研修の代替としてリモート講義になります。

※厚生労働省の事務連絡(2020年7月13日発出)に基づく時限的な対応です。

■リモート講義継続実施のご案内
http://pro.athealth.co.jp/download/gaibu/2021hpkeisai.pdf

集合研修(講義)がリモート受講になれば費用はどうなるのだろう?と疑問があると思います。私もまだリモート受講はしたことがありません。2021年はリモート受講が確定ぽいですので、やってみて結果をご報告します。

最新情報が得られればツイッターで共有発信させていただきます。

▼外部研修をやって感じた事を書いた記事

【2021年】登録販売者外部研修のキーワードとやり方【リモート受講裏技あり】

必ずやっておきましょう!理由は2個

外部研修の受講を忘れて、現在ペナルティーはありませんが、必ず受講しておきましょう。理由は2個

1.受講記録は業務(実務)従事証明書の発行の時に記載されるから

2.登録販売者としての知識のアップデート

登録販売者の試験に合格すれば、登録販売者として長く仕事したいと考えている人がほとんどだと思います。社員、パート、アルバイトの立場に関係なく登録販売者としてやっていきたいはずです。

そうなると長い人生の中のいろいろな事情で勤務先を変えることは出てきます。勤務先を退職する時には雇用者側の会社に業務(実務)従事証明書を発行してもらうことになります。その書類にしっかり外部研修の受講記録を記載する箇所があります。
▼業務従事証明書

 

登録販売者の資格は一度合格すれば一生有効な資格です。ですが、薬の法律などは変わっていきます。新しい薬もどんどん出てきます。登録販売者としてお客様に「新しい薬」のことについて聞かれて「???」となればちょっと恥ずかしいです。

個人では、なかなか新しい薬関係の知識を得るのはよほどアンテナを張っていないと難しいです。その最新の知識を年2回の外部研修で得られるのはコスパがいいと思います。

また、私が過去に参加した外部研修では来賓の先生から講義を始める前に15分程度で「ドラッグ業界の展望のお話し」なども聞けました。

まとめ

登録販売者の外部研修のまとめ

・販売従事登録をしている登録販売者は年2回の外部研修は義務化されました

・販売従事登録をしていなければ外部研修の受講の必要はありません

・外部研修の終了証明書を得る方法は2個
集合研修1年で2回受講、あるいは集合研修1回とeラーニング1回

・外部研修費用は「集合研修1回とeラーニング1回」が安い。3,180円(税抜き)

登録販売者の試験勉強をしている時には、試験に合格すれば勉強は修了!と思っていました。ですが外部研修の目的にもありますが、「薬の最新知識のアップデート」は確かに必要です。

登録販売者の試験に合格しても、その後もしっかり勉強です。

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現役の登録販売者です。 学生時代にアルバイト中に登録販売者の資格試験に合格しました。 一発合格で2ヵ所受かりました。 登録販売者としてアルバイト、パート、社員の立場で働いた経験があります。働いた業態はコンビニ、スーパー、コンビニで登録販売者です。このブログ「登販部」名は、緩いつながりの部活みたいなサイトになればいいなぁという思いでつけました。以下の「詳しいプロフィールはこちら」に登録販売者についての私のQ&Aをまとめています。
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