【登録販売者独学勉強方法】ブログ小説第5話:理由【もしドラッグでアルバイトしている女子高生が登録販売者を目指したら】
もしドラッグでアルバイトしている女子高生が登録販売者を目指したらをテーマに書いたブログ小説です。第5話です。ひかりも登販部に加入しました。登録販売者の試験勉強も8月にはいりました。そんな中試験本番1週間を前に咲良が「登録販者ってバカみたい」と発言。その理由とは?ブログ小説の内容は個人的な見解です。
侑(Yuu)
目次(第5話の内容)
・8月第1週:侑は登録販売者を目指す理由を考えた
・8月第2週:侑はさゆりから昔話を聞いた
・8月第3週:侑は試験週間前の確認をした
・8月第4週:みんなは咲良の気持ちを知った
8月第1週:侑は登録販売者を目指す理由を考えた
学校図書館
侑
「話はすこしそれるけど、登録販売者の資格って人気みたいだよ。受験資格がフリーななったのが多きいよね。毎年6万人前後は受験しているってネットの記事を読んだよ」
「じゃぁ、みんななぜ登録販売者の勉強をしているのかしら」
凛
「そりゃ人によって違うでしょう。お金が目的の人もいれば、褒められたい、義務命令で資格を取るひともいる。もっと言えば資格マニアとか 暇つぶしとかの人もいると思うよ。まぁそんな人は少数だろうけど。」
侑
「じゃぁ、私達が登録販売者を目指して勉強しているけど、なぜ?」
凛
「登販の資格を取ろうと侑が言ったから」
ひかり
「面白そう、興味があるから」
侑
「じゃぁ合格したらその後の登録販売者としてやりたいことはあるのかしら?登録販売者の勉強ををするのは「登録販売者になってやりたい事がある」のが普通だよね」
咲良
「私は、登録販売者としてやりたい事と登録販売者の勉強を分けて考えるべきだと。」
「大前提として、私は新しい事に挑戦して勉強することはいいことだと思う。例えば簿記部の人はみんな簿記の勉強して簿記の資格を取る。これは理由はそれぞれだけど勉強する姿勢は批判されるものではないでしょう。傍から見て簿記の資格なんて意味がない、とは言ってはいけない」
「そして簿記の資格を取って、会計の仕事をする人もいれば、しない人もいる。でも学んだ知識や勉強した努力はきっとプラスになっている」
「簿記の勉強をする人も医者の勉強をしている人も「その後にやりたい事」は曖昧な世界でしょう。ただそれが「好きだから」で十分な理由です。」
「私は「好きなこと」ことをやるのに理由はいらない。好きな事はやりたい事です。それが理由」
侑
「登録販売者の資格勉強の経験はプラスになるってこと?」
「登録販売者になってやりたい事は「登録販売者が好きなことだから」ってこと?」
咲良
「そう、みんな気がついていないけど、登録販売者がすきなんですよ。だからそれが「登録販売者になって何がしたいか」の答えです。」
「何がしたいか?というのは登録販売者になってお客様が教えてくれるもののような気がします。でもそれに気がつくには、登録販売者が好きでなければ見つけられないでしょうね」
凛
「……咲良、語るねぇ。」
「まとめましょ」
・登録販売者の勉強は意味がある→新しいことに挑戦することは良い
・登録販売者としてやりたい事は→人それぞれ違う、試験合格後に見えてくこと
侑
「私達が今やっている登録販売者の勉強は意味がある。理由は新しいことに挑戦する経験は役に立つ。たとえ失敗しても。」
ひかり
「それは間違いないですしょうね。挑戦する人の足を引っ張る人は私は嫌いです。」
「私は、うれしかったです! 風邪薬で迷っている私に声をかけてくれたこと。」
侑、凛、咲良
「ありがとう」
8月第2週:侑はさゆりから昔話を聞いた
学校図書館
さゆり
「なるほど妹よ、なかなか本質的な事を考えるようになったねぇ。普通はその辺はスルーしてみんな登録販売者の勉強をするんだけどねぇ。」
侑
「お姉ちゃんはどう思う、」
さゆり
「う~ん。では反対に聞くけど何でみんな高校、大学に進学するのか?どうしてだと思う」
侑
「人それぞれでしょう。医者や薬剤師になりたい人は大学の専門の学部にいかなければなれない。反対に何もやりたいことがなくて、とりあえず大学へ行く人もたくさんいる。」
さゆり
「やりたいことが判らず大学へ行く人も、やりたい事を見つける為に大学へ行っていると考えるべきかな。」
「登録販売者になってやりたい事は、人それぞれが考える、見つけるべきことじゃないかしら? 人がそれぞれ違うように…」
「だがら、登録販売者の勉強して試験に合格しなければ「登録販売者として何がやりたいか」は見つけられないと思うよ」
「そうだね。人は性格も置かれた環境も違う。でも間違いないのは「より良い未来」を信じて生きている。自分の置かれた環境の中で最善を尽くしている。」
侑
「みんなより良い未来を信じて生きている、ですか。」
「お姉ちゃんは、どうして登録販売者として仕事を続けなかったの?」
さゆり
「それはねぇ、私は登録販売者としてアルバイトしていたけど、でも…実は……」
侑
「ゴクリ」
さゆり
「他に好きな事やりたい事ができたんだよねぇ~」
侑
「聞くんじゃなかったよ!」
8月第3週:侑は試験週間前の確認をした
洛志社高校玄関
凛
「う~ん。毎週の過去問模試の結果、イマイチ上がらないなぁ~。特に3章、4章が鬼門だな。でも合格は見えてきた。あとは試験問題の相性がよければ最高」
「マークシート式だからまずは削除方式で2択まで絞り込めるんだけどね」
「2択まで絞り込めば、あとは野生のカンだよ」
ひかり
「私もどうにか最低合格ラインの84点は超えられるようになってきました。凛さんの背中が射程圏内に入ってきましたヨ。」
凛
「かわいくなくなってきたねぇ~。私は本気を出してないからね。かわいい後輩に希望を持たせてあげないとと思ってセーブしてあげているんだよ。優しい先輩の配慮に気がつかなかった?」
ひかり
「お心づかい感謝します。大丈夫!私勉強得意なんで!」
凛
「ふ~ん。そりゃ楽しみです。しかし、咲良がダントツで点数いいよねぇ。コンスタントに合計100点は超えている。各章もまんべんなく取れているし、穴はないなぁ。こりゃぁ咲良は確実に一発合格コースにはいったね」
咲良
「アハハ……」
侑
「さて、もう試験2週間前です。試験日の最後に1週間は登販部の活動は休止します。各人が最後の1週間悔いを残さずに勉強しましょ。」
「試験日の朝7時に駅北口で集合で再開しましょう。受験票、マスクなど忘れずにね。あとはそうカーデガンとかも持ってくるといいみたい。
何でも試験会場は広くて暖房の効き具合によっては悲惨の事になるって書いてあった」
凛
「あぁ~それ私もツイッターで見た。あとトイレも大渋滞みたいだよね。昼食はみんなコンビニで用意でいいね。
ちょっと遠足みたいな感がでてきました」
ひかり
「凛先輩、遊びにいくのは試験が終わってからで十分でしょう。」
侑
「泣いても笑ってもあと1週間、ここまできたね。」
8月第4週:みんなは咲良の気持ちを知った
洛志社高校校門
咲良
「バカじゃないの!」
侑、凛、ひかり
「……………」
凛
「今何ていった? よく聞こえなかったんだけど…」
咲良
「……バカみたい!って言ったんです! 登録販売者? 登録販売者の試験勉強? 登販部? みんなバカじゃないの?」
ひかり
「サ・ク・ラ…セ・ン・パ・イ、何言ってんの?どうしたんですか?」
続き第6話⇒【登録販売者独学勉強方法】ブログ小説第6話:咲良の気持ち【もしドラッグでアルバイトしている女子高生が登録販売者を目指したら】
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