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【登録販売者独学勉強方法】「薬箱」積み上げ勉強法【第3章攻略のコツ】

YuuMUTSUKI
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YuuMUTSUKI
現役の登録販売者です。 学生時代にアルバイト中に登録販売者の資格試験に合格しました。 一発合格で2ヵ所受かりました。 登録販売者としてアルバイト、パート、社員の立場で働いた経験があります。働いた業態はコンビニ、スーパー、コンビニで登録販売者です。このブログ「登販部」名は、緩いつながりの部活みたいなサイトになればいいなぁという思いでつけました。以下の「詳しいプロフィールはこちら」に登録販売者についての私のQ&Aをまとめています。
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繰り返しになりますが登録販売者の勉強で一番の鬼門は「魔の第3章」。3章だけで試験問題は40問あります。それもほぼ暗記の章です。足切りを4割としても、半分の20点以上は確実に点数を積み上げねば一発合格は厳しい。そこで、今回は第3章の勉強のコツ、暗記の積み上げ勉強方法をご紹介します。第3章をどう勉強していいか解らない!この記事ではそんな悩みにお答えします。

侑(Yuu)

この記事を読んでわかる事(記事の内容)

・第3章の勉強内容は「風邪薬」「胃の薬」というように「医薬品」で分かれている

・第3章の試験問題はこの「薬」ごとに分かれて出題される

・第3章は暗記する内容の少ない「薬」から確実に覚える

・「薬の箱」を積み上げるイメージで勉強する

・漢方、生薬だけをまとめて覚える第3章勉強方法は?

・まとめ

以前以下のツイートをしました。

登録販売者の勉強で第3章攻略は以下の手順

・第3章の暗記項目を「風邪薬」…「禁煙補助剤」「妊娠検査薬」のように「薬」ごとに細分化する。
・覚える量の少ない「薬」から覚える
・そして「覚えた薬」を積み上げていく

試験では第3章は40問。どの薬が正解でも1点。
ならば楽な薬から積み上げる

上記のツイートの深堀りも含めて解説していきます。

 

それでは詳しく解説していきます。

第3章の勉強内容は「風邪薬」「胃の薬」というように「医薬品」で分かれている

第3章は「かぜ薬」「解熱鎮痛薬」…「妊娠検査薬」という様に、普通に市販されている「薬」ごとに成分や効能効果、副作用を学びます。

つまり、普通にドラッグの棚に売られている「薬」を勉強するという事です。

つまり以下の41個の薬です。

1.かぜ薬

2.解熱鎮痛薬

3.眠気を促す薬

4.眠気を防ぐ薬

5.鎮暈薬(乗り物酔い防止薬)

6.小児鎮静薬

7.鎮咳去痰薬

8.口腔咽頭薬・含嗽薬

9.胃の薬

10.腸の薬(整腸薬)

11.腸の薬(止瀉薬)

12.腸の薬(瀉下薬)

13.胃腸鎮痛鎮痙薬

14.その他の消化器官用薬(浣腸薬・駆虫薬)

15.強心薬

16.高コレステロール改善薬

17.貧血用薬(鉄製剤)

18.その他の循環器用薬

19.痔の薬

20.その他の泌尿器用薬

21.婦人薬

22.内服アレルギー用薬

23.鼻に用いる薬(鼻炎用点鼻薬)

23.眼科用薬

24.皮膚に用いる薬

25.傷口等の殺菌消毒成分

26.痒み、腫れ、痛み等を抑える配合成分

27.肌の角質化、かさつき等を改善する配合成分

28.抗菌作用を有する配合成分

29.坑真菌作用を有する配合成分(水虫薬)

30.頭皮・毛根に作用する配合成分

31.歯痛・歯槽膿漏薬

32.口内炎用薬

33.禁煙補助剤

34.滋養強壮保健薬

35.漢方処方製剤

36.その他の生薬製剤

37.消毒薬(きず口等の殺菌消毒成分)

38.殺虫剤・忌避剤

39.一般用検査薬

40.尿糖・尿タンパク検査薬

41.妊娠検査薬

ドラッグ等で購入したこともある薬もあれば、買ったことない薬もあるでしょう。

つまり第3章で勉強することは「普通に売られている薬の成分と効用」を学ぶことです。

ちょっと、第3章が「いけるかも」と思っていただければ嬉しいです。

第3章の試験問題はこの「薬」ごとに分かれて出題される

そして、もう一つのポイントは「登録販売者の出題形式」です。過去第3章の問題では、問題文は以下のようになっている場合がほとんどです。

・かぜ及びかぜ薬に関する記述のうち~

・かぜ薬の配合成分と~

・解熱鎮痛薬に関する記述の~

・解熱鎮痛薬の配合成分に関する~

・鎮暈薬及び配合成分に関する~

・眠気を促す薬及びその配合成分~

・呼吸器官に作用する薬~

・口腔咽喉薬、うがい薬(含嗽薬)に関する記述~

・胃の薬の配合成分~

・止瀉薬の配合成分~

・浣腸薬に関する記述のうち~

・駆虫薬及びその配合成分~

・貧血用薬(鉄製剤)及びその配合成分~

・高コレステロール改善薬及びその配合成分~

つまり、「かぜ薬」、「浣腸薬」、「貧血薬」…ごとに暗記しておけば出題にダイレクトに覚えている内容をアウトプット出来るという事。

かぜ薬とくれば、「この薬品名だったな」と連想できるようになること。

 

第3章は暗記する内容の少ない「薬」から確実に覚える

そしてもう一つのポイントは出題数が40問であること。登録販売者試験の全問題数120問の3分の一を占めること。

これが「第3章を制する者が登録販売者試験を制す」と言われる所以です。

そして41の薬の中で優先順位をつけて確実に覚えていく勉強方法が有効です。

優先順位は、覚える内容が少なくかつ覚えやすい薬から。

試験問題がランダムで出題されるならば、覚える事の少ない薬の問題で確実に1点を稼いでいくのが第3章で高得点をとる秘訣です。

覚えることの多い薬で点数を取っても1点。覚えることの少ない薬でも1点ならば、覚えることの少ない問題で確実に1点を取りこぼしなく積み上げるのがテクニック。

では、覚える内容が少ない薬ランキングを紹介します。6段階評価です。

難易度 私的コメント
★(イージーモード) 妊娠検査薬
尿糖・尿タンパク検査薬
一般用検査薬
★★(確実に得点が欲しい) 殺虫剤・忌避剤
消毒薬(きず口等の殺菌消毒成分)
禁煙補助剤 タバコを吸う人は余裕ぽい
口内炎用薬 口トラブルでまとめるのもアリ
歯痛・歯槽膿漏薬
肌の角質化、かさつき等を改善する配合成分 皮膚トラブルでまとめるのもアリ
抗菌作用を有する配合成分
坑真菌作用を有する配合成分(水虫薬)
頭皮・毛根に作用する配合成分
その他の消化器官用薬(浣腸薬・駆虫薬)
★★★(出題ならラッキー) 強心薬
貧血用薬(鉄製剤)
高コレステロール改善薬
その他の循環器用薬
痔の薬
その他の泌尿器用薬 漢方が入るのでまとめて覚える
婦人薬
滋養強壮保健薬 ビタミン成分あり
★★★★
(ここまでは抑えたい)
痒み、腫れ、痛み等を抑える配合成分
皮膚に用いる薬
鎮暈薬(乗り物酔い防止薬)
眠気を防ぐ薬
眠気を促す薬
内服アレルギー用薬
眼科用薬
鼻に用いる薬(鼻炎用点鼻薬)
その他の生薬製剤 人によっては★×5
漢方処方製剤
★★★★★ 胃腸鎮痛鎮痙薬
腸の薬(瀉下薬)
腸の薬(止瀉薬)
腸の薬(整腸薬)
胃の薬
口腔咽頭薬・含嗽薬
小児鎮静薬
鎮咳去痰薬
★★★★★★(捨てる勇気も) 解熱鎮痛薬 漢方も含む為難易度MAX
かぜ薬

 

「薬の箱」を積み上げるイメージで勉強する

第3章は、第3章の中で優先順位をしっかりつけて確実に覚えていく。

最悪、どうしても試験当日までに覚えられないところは、勉強しない捨てる勇気も必要。その薬の問題が出れば諦める。だが、他の薬では確実に点数を積み上げること。

第1章、第2章、第4章、第5章が9割とれれば、第3章は5割でも十分合格になります。

私がおすすめする目標点数は以下のとおり。

目標とする各章の得点目標

試験範囲 得点(7割)
第1章:20問 難易度:★☆☆☆☆ 18点 (9割)
第2章:20問 難易度:★★★☆☆ 14点 (7割)
第3章:40問 難易度:★★★★★ 20点 (5割)
第4章:20問 難易度:★★★★☆ 14点 (7割)
第5章:20問 難易度:★★☆☆☆ 18点 (9割)
合計:120問 84点

できれば1章と5章は満点を狙います。そして最難関の第3章は5割の正答率を狙う。

これは別記事でも書いています。

人気記事:【登録販売者勉強方法】独学3ヶ月で一発合格する5個のポイント【初心者必読】

少しは第3章、攻略できるかも?と感じていただけたでしょうか?

漢方、生薬だけをまとめて覚える第3章勉強方法は?

第3章の勉強でもうひとつ効果的な勉強方法が「漢方・生薬」だけを抽出してまとめて覚える勉強方法です。

結論を言えばアリです。

カタカナの薬品の中に急に漢方の文字が問題選択肢に出てくれば、「急に記憶が飛んでしまう~」という事は登録販売者の第3章勉強でアルアルです。

これは、やっぱり不思議な物で「漢方生薬」と「カタカナ薬品」の混在する第3章の問題は難敵です。

漢方には「しばり表記」もあり「しばり」で正誤を問う問題も頻出です。

よって効果的な勉強方法としては「漢方はしばりで分類して覚える」第3章の勉強方法です。

漢方・生薬を分けて勉強するなら効果的です。

漢方のしばりだけで回答する。しばりで「正誤」を分類するテクニックも使えます。

▼漢方のしばり表現の一覧

体力が充実している
体力中程度以上
体力中程度
体力中程度以下
体力虚弱
体力に関係なく

上記のしばりごとに漢方を分類して覚える。

第3章の試験問題の選択肢で「しばり」の正誤を問う問題はこの表を覚えるだけで解決できるようになります。

まとめ

「薬箱」積み上げ勉強法のまとめ

「かぜ薬」「解熱鎮痛薬」…「妊娠検査薬」という様に、普通に市販されている「薬」ごと暗記

第3章の出題形式は問題文が「○○の薬~」で始まる。よって薬ごとに覚えるのが効果的

出題数が40問であること。登録販売者試験の全問題数120問の3分の1を占める

暗記する優先順位は、覚える内容が少なくかつ覚えやすい薬

試験まで覚えられないなら、勉強しない薬、捨てる薬の選択の勇気も必要

・漢方、生薬をまとめて勉強する方法は?→アリです。

第3章の攻略テクニック「薬箱」積み上げ勉強法を解説しました。

第3章でつまずくのは、だれもが通る道です、諦めず、投げず、腐らずに我慢して勉強すれば、急に理解が深まる時が来ます。急に過去問が解け出す時がきます。

第3章で悩んでいる人に、登録販売者の試験勉強やめようかなぁ~と思っている人が読んでくれたら嬉しいです。

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