【登録販売者独学勉強方法】ブログ小説第8話:未来【もしドラッグでアルバイトしている女子高生が登録販売者を目指したら】
「もしドラッグでアルバイトしている女子高生が登録販売者を目指したら」をテーマに書いたブログ小説です。第8話最終話になります。ブログ小説の形で登録販売者の勉強方法を中心に、試験勉強中におこる悩みや葛藤、疑問を小説に入れてあります。1話から8話まで読んでいただければ登録販売者の試験勉強がイメージできるようにしました。ブログ小説の見解は個人的な意見です。
侑(Yuu)
目次(第8話の内容)
・11月第1週:ひかりの決意
・11月第2週:登録部バズる
・11月第3週:Y.R.S.H
・11月第4週:冬そして春が来る
11月第1週:ひかりの決意
学校図書館
凛
「暇だなぁ~。」
侑
「凛は実務研修は本当にまだいいの? 何なら私がアルバイトしているドラッグに来ない? 登録販売者試験に合格していると言えば、絶対採用してもらえるよ」
凛
「そうだなぁ。ちょっと考えておく」
「でも、勉強していた時は苦しいこともあったけど、今となってはいい思い出になった。」
侑
「人生がすこし変わった?」
「でも、まだ私は今年の登販部の出来事が現実だったのかなと思うときがある」
「登録販売者の試験に合格する!ことを目標にがんばってきたけど」
「もっと大切なこと……」
ひかり
「来年には受かってみせます。」
「登販部もちょっと有名になりましたし、がんばりましょう。出来れば来年はちゃんと新入生を勧誘します。あと正式な部として学校に許可してもらうには何か条件はあるんですかね」
凛
「うん。ひかり、登販部をまだ来年もやるのかい? 来年も登録販売者試験を受けるの?」
ひかり
「トウゼンです。登販部のツイッターみましたか?」
「みんな先輩たちの合格を喜んでくれていますよ。いやぁこの殺伐とした世の中でこんな美しい世界があるんですね。
人の善意を信じたくなりますよ。」
「あと、去年は登販部で独学だったけど通信講座の併用なんかも今年は考えていますよ。講座費用も20%割引になるなら利用した方が万全とも考えましてね。」
凛
「私はぶっちゃけ、ひかりは裏があるタイプの匂いを感じていたんだが。私のカンは当たるんだが」
ひかり
「私が普通ですよ。バカ正直なのは凛さんです。世の中の複雑さを理解した方がいいですよ」
京都東町ドラッグストア
岡野店長
「登録販売者の試験の合格したんですか? じゃぁうちのドラッグで実務研修2年分をやるのはどうですか? 出来ればその後も登録販売者の管理者としてうちでアルバイト続けてくれると嬉しいんですけど。いやそうしましょう。」
侑
「あのぉ、剛志さんは登録販売者の試験は合格したんですか? ちょっと気になって。社員さんが試験の受かってないのに私が登録販売者(研修中)の名札をつけるのも気がひけます。」
岡野店長
「はは、気にしないで下さい。剛志君も今回の試験に合格しました。何でも、ツイッターで登録販売者の試験を目指している高校生がいるんんです!店長、おれもがんばらないと、。と言っていました」
侑
「……(店長はそれが私達だと気がつかないのかしら)…」
岡野店長
「ツイッターで登録販売者の意義で悩んでいた時に「登録販売者の資格は道具だ。使う人の志しだいだ」という言葉で何かふっきれた、と言っていました」
「あぁそうそう、アルバイトの田中さんも来年登販の資格にチャレンジしてくれる事になりました。店長として、登録販売者が増えるのはありがたいです。
これで私も休みが取りやすくなります」
侑
「みんながんばっている、より良い人生を目指して…、店長私は登録販売者の資格は大袈裟かもしれないけど人生を変える力があると思うんです。」
岡野店長
「…そう言っていただくと、ドラッグの店長としては最高の褒め言葉です。ありがとう」
「あそうだ。老婆心ながら一言…、ツイッターのアイコンは身バレのもとですよ。写真より、そうですね。風邪薬なんかが、いいんじゃないかなぁ」
侑
「…… はい! ありがとうございます!」
11月第2週:登録部バズる
高校教員室
三上先生
「このネットの記事だけど…、これあなた達ですよね。」
侑
「どうして…、こんな記事が…」
三上先生
「はぁ~、何言ってんの 記事のライターの名前を御覧なさい」
侑、凛、ひかる
「睦月さゆり… お姉ちゃん!!!!」
三上先生
「ちょっと話題になってますよ。固有名詞は匿名になっているけど、最悪身バレも覚悟しないとね。まぁ学校側としては宣伝になるし、いいんだけど。でもちょっと授業を休んで登録販売者試験に受けにいった事実は批判されるなぁ。」
「まぁ記事的には好意的な内容だけど、」
「あと記事のコメントもね。それが救いです。」
ひかり
「先生すべて自主・自治・自立ですよ。よくやったと褒めてください。それに夏の自由研究でも報告してますし学校公認ですよ」
「三上先生の評価もあがりますよ。前向きにいきましょう!」
さゆり
「いやぁ~記事が爆発して、フリーランスのWEBライターとして記事単価が上がって嬉しいよ。いいネタ提供してくれてありがとう。」
三上先生
とちなみにさゆりは言っていました「まったく、さゆりも「お金で妹を売るなんて」、守銭奴は昔から変わらない。」
侑
「そういう人ですから登録販売者を仕事にしなかったんでしょう」
11月第3週:Y.R.S.H
洛志社高校屋上
凛
「うちのコンビニでも薬を売ることになったよ。これも時代の流れだねぇ。セルフメディケーションの推進とかコンビニ本部はいっているけど。ぶっちゃけドラッグ対策だよねぇ」
「登録販売者管理者の求人を出して募集するんだって。それで私はその人の下で実務研修を受けることになったよ。親は私を労働力としかみていない。再確認した。」
「まぁ、登販1人前になるのは高校卒業後です。」
侑
「凛は大学にいくの? 私は大学の教育学部を目指してみようと思うんだ」
「それで、教員免許をとって、先生になって、そして「登販部」を作ってみたい」
凛
「うん。そうかぁ~、でも登販の資格を取った意味が無いじゃん、私は侑はバリバイリ登販になる、と思っていたよ。」
「それが、侑の見つけた種火ですか?」
侑
「それはわからない。この種火はすぐ消えてしまうかもしれない。でもそれならまた新しい種火を見つければいい」
「でも私は言える! 登録販売者の試験勉強の経験、合格して人生が少し変わったよ」
凛
「咲良は九州の登録販売者の試験を受けるって。それでその後は薬剤師を目指してみるってLINEが来たよ」
侑
「みんな、がんばっている」
ひかり
「先輩、来年には受かってみせます。 いっしょに勉強しましょ。」
凛
「私はもうやらないよ」
ひかり
「そういえば、ツイッターのDMで登録販売者の勉強してズバリどうでしたか? って質問が多いんです。何て答えますか?」
侑
そうね、これからはこう答えることにしましょう。
登録販売者の資格は道具です。あなたがより良い未来を手に入れる為の道具です。長い人生で道具はたくさん持っている方が人生の選択枝は広がります。
そして登録販売者の勉強し合格するならばお金では手に入らないものが手にはいります。
それは「自信」です。「自己肯定感」です。
人生をより良く生きる意志があるならば、これに勝る道具を私達は知りません。
だからここに登録販売者の勉強方法を公開しています。人によって合う合わないがあるでしょう。
登販部の活動の中でやってきた勉強方法です。どんどんアレンジして自分だけの勉強方法を見つけて下さい。
登販部4人(Y.R.S.H)より
凛
「…いいんじゃないかな。」
ひかり
「届くといいですね」
11月第4週:冬そして春が来る
侑
「雪が積もる季節になってきた」
凛
「だね。毎年のことだよ。今年は九州でも雪が降るって長期予報が出ていたよ」
ひかり
「雪ですかぁ~、雪って桜の花ビラみたいですよね」
「冬が終ればすぐ春です。4月です。また新しい4月。楽しみです。4月といえば出会いの季節、そしてお花見、桜です!」
「…春4月になれば登販部でちょっと遠出して…、サ、ク、ラ、ヲ、ミ、にいきませんか?」
凛
「…いいかもねぇ。約束したからね!」
侑
「そうね! うん!! それは面白いかも! ごめんね、…そしてありがとう。」
咲良
「ふぅ。またツイッターが鳴っている。勉強中は邪魔しないでよねぇ。」
「………私もバカな一人です、か…ね」
「また春がくる。さて私も成長した姿を見せないとね」
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