【登録販売者テキスト】完全攻略 医薬品登録販売者試験合格テキスト【辛口批評・レビュー】
今回は「完全攻略 医薬品登録販売者合格テキスト」をレビューします。試験範囲内容の完全網羅型テキストです。登録販売者の独学勉強でテキスト選びはぶっちゃけ大切です。勉強を始めて後から「別のテキストの方が良かった」となれば最悪です。レビュー記事は辛口の方が良いと思う派ですので辛口かつ中立的でいきます。
侑(Yuu)
この記事を読んでわかる事(記事の内容)
・「完全攻略 医薬品登録販売者試験合格テキスト」とは
・どういう内容なの?(構成、ボリューム、筆者、テーマ)
・読んでもらいた人(読まないと損するところ)読むとこんなに変わる
・本の主張に賛成なところ、反対なところ
・自分が読み終えて考えた事(ダメ出し)自分ならこう!
・まとめ:気になる人は読んでみて
以前以下のツイートをしました。
登録販売者のテキストは2種類ある。
・内容完全網羅型
・頻出基礎項目の要点の抽出型どちらも一長一短がある。
私的には以下のテキストがあればいいのにと思っているが見たことがない。
・1章2章4章5章は完全網羅型
・3章は頻出基礎の要点抽出型これが初心者が一発合格に必要なテキスト
— YuuMUTSUKI/登録販売者勉強ブログを書く人 (@YuuMUTSUKI) March 17, 2021
登録販売者のテキストは2種類ある。
・内容完全網羅型
・頻出基礎項目の要点の抽出型
どちらも一長一短がある。
私的には以下のテキストがあればいいのにと思っているが見たことがない。
・1章2章4章5章は完全網羅型
・3章は頻出基礎の要点抽出型
これが初心者が一発合格に必要なテキスト
上記の件も含め深堀りしていきます。
登録販売者のテキスト本の内容は厚生労働省「試験問題作成に関する手引き(平成30年3月)」より作成されます。「試験問題作成に関する手引き」毎年3月から4月までに改定されることがあります。 改訂されるとことは主に第4章「薬事関係法規・制度」です。 ですが、改定が行われない場合も当然あります。直近では平成30年度(2018年度)にありました。 改訂内容が更新されたテキストが発売されるのは出版会社によって違いますが早くて5月から7、8月です。よって改訂が行われたら改定箇所だけ再確認するテキストの使い方がおすすめです。でないと登録販売者の試験勉強が始められません。
前置きが長くなりました。ではよろしくお願いします。
・「完全攻略 医薬品登録販売者試験合格テキスト」とは
まずはじめに「完全攻略 医薬品登録販売者試験合格テキスト」をアマゾンで探すと以下のような種類が表示されます。
▼アマゾンの画面です
うん???…同じ名前の書籍があるのは何で???編者も同じだし、書籍名もほぼ同じです。どういうことかしら?と思いますよねぇ。
と疑問が出てきます。調べました。その差は以下です。
「完全攻略 医薬品登録販売者試験合格テキスト 2020年度版」藤澤節子は457ページ
「完全攻略 医薬品登録販売者試験合格テキスト 第8版」藤澤節子は418ページ
39ページの差まではすいません。調べられませんでした。ですが値段が一緒です。それならページ数の多い方がいいような気がします。
今回のレビュー記事は「完全攻略 医薬品登録販売者試験合格テキスト 2020年度版」の方になります。
・どういう内容なの?(構成、ボリューム、筆者、テーマ、特徴)
内容:登録販売者試験の合格を目指すテキスト
▼アマゾンのレビュー。
発売日:2020年7月10日発行。
ボリューム:全457ページ(第1章から索引きまで含む)。「はじめに」、「目次」、「本書の構成と活用方法」、「登録販売者制度の概要」が冒頭に11ページあります。これはページ数に含んでいません。
本のサイズはよく販売されているテキストより大きいです。一回り大きいサイズです。
他の登録販売者テキストと比較すつとこんな感じ。
厚さは
▼冒頭部「まえがき等」:11ページ。
▼第1章:37ページ
▼第2章:64ページ
▼第3章:202ページ
▼第4章:73ページ
▼第5章:63ページ
▼一問一答過去問解答:10ページ
▼成分名索引:8ページ
テキスト部分は439ページ、過去問題集部分10ページ、その他「まえがき・索引き」部分19ページという構成です。
編集者:藤沢節子
テーマ:「本書の構成と使い方」に以下のように書かれています。
『「登録販売者試験」は厚生労働省が公表した「試験問題の作成に関する手引きに基づき、出題されることとなっています。したがって「手引き」を中心に学習することが合格の近道となるため、本書は、この「手引き」に準拠しっっ、学習しやすいように編集しています。…』と。
これがこの書籍の最大の特徴です。
本のページ抜粋:
特徴:繰り返しですが、テキスト内容、表記も足さず引かず手引きどおりに編集してあること
試験勉強で過去問題を解くと、試験の独特の言い回しに閉口します。ですがこのテキストは学習段階でその「言い回し、表現で表記」されています。
・テキスト学習段階で、本番の試験問題をやっている効果があるということ。
・試験内容を完全網羅しているので、完璧にテキスト内容を覚えれば120点満点も可能なこと。
・読んでもらいた人(読まないと損するところ)読むとこんなに変わる
特に使ってもらいたい人は登録販売者の勉強に本当に興味がある人、はじめからしっかり抜けなく勉強したい人です。
・試験で100点以上で必ず合格したい人
・医薬品販売の経験者、業として登録販売者として生きていきたい人
・登録販売者の試験日までに3ヵ月以上は時間を取れる人
・試験内容完全網羅型のテキストがよい人
「最低合格点の84点さえ取れればいい!!」と言う人には向いていないです。登録販売者としてしっかり知識を学びたい!と言う人向け。
またこのテキストともう一冊頻出ポイント抽出型テキストと併用して学習すると、学習効果が上がります。
頻出ポイント抽出型テキストのおすすめは以下の2冊
▼通信講座大手、ユーキャンの定番テキスト
▼「通称ズル本」資格勉強の完全初心者向け
・本の主張に賛成なところ、反対なところ
「完全攻略 医薬品登録販売者試験合格テキスト」の賛成なところ。反対なところ。
1:完全網羅型のテキストは正直これ以外はありません。
2:「手引きに準拠」という原理原則のテキストは好感がある。
3:内容が固いと感じられるのはしょうがないので、登販コラムみたいな遊びのページもあれば良い
4:一問一答の解答が「〇と×」だけで解説がない
商業的には要点をしぼったテキストの方が購入者の受けもいいので、きっとたくさん売れるでしょう。だからテキストは頻出ポイント抽出型テキストが多いのです。
そんな中、世の中の流れに逆らうカタブツなテキストもがんばって欲しい気持ちです。
・自分が読み終えて考えた事(ダメ出し)自分ならこう!
「完全攻略 医薬品登録販売者試験合格テキスト」を読んで考えた事4個です。
1.資格勉強の完全初心者には読みにくいかな。(手引きに準拠している為)
2.当テキスト以外にも過去問題集は別途用意する必要があります。
3:テキスト以外にテキストを利用した「穴埋めノート版テキスト」もあれば良い
4.超ド真ん中直球ストレート勝負のテキスト。(良くも悪くも)
過去問題の部分は捨てて、「THE テキスト」感で勝負!のほうがよい。過去問は別に用意が前提でテキスト作りの方がいさぎよい。
・まとめ:気になる人は読んでみて考える
私なら「完全攻略 医薬品登録販売者試験合格テキスト」こう利用します。
まずは「1章読破」する⇒1章の過去問題集を解く⇒1章テキスト振り返り⇒「第2章読破」⇒「第2章過去問を解く」⇒2章テキスト振り返り⇒第3章、第4章、第5章と同じ手順で
⇒最後まで覚えられない箇所は「暗記カード」作成で強制インプット。
あるいは当テキストを1回読破、その後「頻出ポイント要約型テキスト」を読み込む⇒過去問題集にチャレンジ。
このテキストは時間を取れる人向け。
勉強方法としては、各章の勉強が終わるごとに過去問題を解く勉強方法が良い。理由は
・テキストの表現表記が手引きに準拠しているため覚えにくい。よって早めに過去問を解くことで記憶の定着を狙う
繰り返しになりますが、「唯一の試験内容完全網羅型テキスト」です。
テキストの詳細はこちらから→ | 【完全攻略】医薬品登録販売者試験合格テキスト2020年版: 試験問題の作成に関する手引き(平成30年3月)準拠 |
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