【登録販売者独学勉強方法】ブログ小説第3話:改革【もしドラッグでアルバイトしている女子高生が登録販売者を目指したら】

もしドラッグでアルバイトしている女子高生が登録販売者を目指したらをテーマにした小説です。登録販売者の勉強方法のブログ小説です。今回は第3話、登販部の侑は凜を部に戻すために勉強方法の改革を行います。そして凜は登販部に帰ってくるのでしょうか? 内容はすべて個人的な見解です。
侑(Yuu)
目次(第3話の内容)
・6月第1週:侑は登録販売者勉強方法を改革した
・6月第2週:侑は凛と咲良に登販部の使命について語った
・6月第3週:凛が登販部ツイッターをやってみる
・6月第4週:侑は試験受験願書を出す
6月第1週:侑は登録販売者勉強方法を改革した
侑の家
さゆり
「…なんだね、妹よ。話があるなら部屋に入っておいで」
侑
「…お姉ちゃん、登録販売者の試験、大学生の時受かったって言ってたよね。やっぱり高校生では登販の試験はムリだと思う? 正直に教えてほしい」
さゆり
「うん! そうだね、って言ったら辞めるのかい? 」
侑
「……私は…諦めたくない。でも凜は、もう十分だ!と、付き合いきれないって…」
さゆり
「なるほどねぇ。凛ちゃんは昔からそういう所あったもんね。粘りがないというか、はっきりしてるというか、凛の小さい時を思い出すよ」
侑
「三上先生は、「敵を知り己を知れば百戦殆うからず」って言っていた。勉強方法も大切みたいなことも」
さゆり
「なるほど、平たく言うと侑は凛に登販部に戻ってきて欲しいわけだよね。」
「それなら、侑が凛に戻ってきて欲しいという気持ちの本気さと、凜が登販の試験に必ず合格させるエビデンスを提示してあげることが必要だね。あとそうだなぁ登販部としての使命も必要かもね。」
「エビデンスって言うのは、根拠とか担保と保証と考えていいよ」
「そうすれば、凛なら戻ってくるよ」
侑
「私の本気さ、それと合格するエビデンス…、登販部の使命、」
さゆり
「これが出来るのは侑、あなたしかできない。だれも助けることは出来ない」
「妹よ。ひとつヒントをあげよう」
「あなたにしか出来ない事は何か?」
「登販部の勉強方法を一から作ることよ。思わず勉強したくなるような勉強方法、そう一発合格できるような勉強方法、結果を出す勉強方法。」
「これは登録販売者に興味があるあなたにしか出来ない」
学校図書館
侑
「もう一度考えよう。まず合格するには合格基準をクリアーすること。それは間違いない。」
・出題数:全120問(第3章40問、それ以外の章は20問)
・試験時間:240分(午前60問120分、午後60問120分)
・合格基準:配点を各門1点とし、以下の二つの基準の両方を満たせば合格
●総出題数(120問)に対する正答率が7割以上(84点以上)であること
●各章ごとの出題数に対する正答率が3割5分~4割以上であること(都道府県によって異なる)
・出題方式:選択式(マークシート方式)
「合格基準からわかることは、120点満点でも84点でも合格です。但し各章の正答率が3.5割から4割以上が必要です。」
「普通に考えれば合格最低基準はこうなる」
試験範囲 | 得点(7割) |
第1章:20問 | 14点 |
第2章:20問 | 14点 |
第3章:40問 | 28点 |
第4章:20問 | 14点 |
第5章:20問 | 14点 |
合計:120問 | 84点 |
侑
「合格だけを目指すなら始めから満点を狙った勉強方法は必用ない。各章の7割の得点を目指すのが合理的」
咲良
「でも、満点を狙うから結果として得点が7割になり、合格するのではないんでしょうか? 7割を目指せば結果として7割も得点を取れない気がします」
侑
「みんなはテキスト本を読んで第3章が全然意味がわからない。暗記出来なかったと言ったよね。もう少し言えば、第1章、第2章、第4章、第5章は満点を目指して勉強をする。そして第3章は確実に覚えた事を拾って得点を積み上げる作戦はどうかな」
「第3章の勉強は満点を目指さない。確実に暗記したところを拾って点数を積み上げる。」
侑
「満点&積み上げ作戦?ですか。章によって満点をねらった勉強方法は捨てる。第3章は満点ではなく確実に覚えた箇所をふやしていき得点を積みあげる…ということ」
咲良
「何か、試験に合格することだけ考えているみたいです。」
侑
「でも、これが合格するエビデンスにはならない。……でも…何かまだ足りない気がする。」
咲良
「そうですねぇ。確かにこう言われても、私も「合格できそう」とは思わないです。これは得点テクニックであって勉強方法ではない感がしますね、」
「本質的な勉強方法がベースに無いから説得力がない。とういことかしら」
侑
「勉強方法はコツコツとカメのように勉強するのが当たり前。具体的に言えばまずはテキストを1回読破して、それから過去問を解く。間違えたところはテキストで見直し覚える。」
「これは間違いない。でも…他にもあるような気がする。」
「何か喉まで出かかっているんだけど言葉にならない。」
「コツコツカメ型の勉強方法以外でも一発合格している人もいる。それはなぜ? 頭がいいから? 出題問題ヤマが当たったから、仕事で忙しくて毎日勉強できない人、忙しい主婦さんはなぜ受かるんだろう…」
「あ!」
「あ…そ・う・か…、そいうことなの…」
「ドラッグは定期的に集めて登録販売者勉強会をすると言っていた、ということは…」
咲良
「あのぉ~、私にももう少し分かりやすい言葉を発して欲しいぃんですけど…」
侑
「そうだ、これだ!これなら登録販売者を目指す人はみんな合格することが出来るかもしれない」
6月第2週:侑は凛と咲良に登販部の使命について語った
学校の廊下
咲良
「こっち、こっち」
凛
「ちゃんとついていっている。急に話があるってLINEが来たから何かと思ったよ。」
「でも登録販売者の話は、かんべんだよ」
学校音楽室
侑
「こんにちは」
凛
「…こんにちは! って何で侑がいるの?」
「咲良、計ったな!」
咲良
「……ゴメン」
侑
「ごめんなさい。咲良には私が頼んだの。まぁちょっと話をしようよ」
凛
「…話はいいけど、登販部の話なら帰るよ。私はもう登販部の話はしたくない」
侑
「まぁ座ってちょうだい。 今から言うことは私の独り言。聞きたくなければいつでも席を立って出ていってもいい。だから、ちょっと話を聞いてほしい」
凛
「……」
侑
「私は登録販売者の資格を知って面白いと思った、理由はわからない。でも何かわからないけど可能性を感じた、嬉しかった。
友達3人で登販部を作った。
でも無理やり誘ったようなもの。だから私は誘った2人に責任を果たしたい。
必ず、一発で登録販売者の試験に合格させてみせる。その手助けがしたい。
それには友達が納得する根拠が必要。
2個の勉強方法と1個の得点方法を考えたんだ。見てくれるかな」
▼カメ型勉強方法
・まずはテキスト1冊読破(覚えなくてOK)
・過去問題集を解く
・間違った問題をテキストで学習
・毎日コツコツ継続する
詳細記事:【登録販売者勉強方法】独学3ヶ月で一発合格する5個のポイント【初心者必読】
▼ウサギ型勉強方法
・1日8時間集中してテキスト勉強をする
・テキスト勉強後、2週間はテキスト勉強した範囲の過去問題集を解く
・2週間後また1日8時間集中して新しい範囲のテキスト勉強を進める
・新しく勉強したテキスト範囲の過去問題集を解く
「テキスト勉強+過去問題集解き」を1サイクルとして6回でテキスト読破終了。
その後は、過去の都道府県試験問題を解いていく。
詳細記事:【ドラッグ秘伝】ウサギ型登録販売者独学勉強方法【主婦・多忙な人向け】
▼第3章薬箱積み上げ得点方法
登録販売者の勉強で第3章攻略は以下の手順
・第3章の暗記項目を「風邪薬」…「禁煙補助剤」「妊娠検査薬」のように「薬」ごとに細分化する。
・覚える量の少ない「薬」から覚える
・そして「覚えた薬」を積み上げていく
試験では第3章は40問。どの薬が正解でも1点。
ならば楽な薬から積み上げる
詳細記事:【登録販売者独学勉強方法】「薬箱」積み上げ勉強法【第3章攻略のコツ】
咲良
「読みますよ。見せてちょうだい。」「はい、これが凛の分だよ」
凛
「…ふ~ん。まぁ、確かにこの2個の勉強方法の土台の上に魔の第3章対策をやるわけねぇ。」
「確かに、私のこれまでの受験勉強のカンからも効果はあると思う、正直よくできているとも思う」
「でも登録販売者試験に興味がなければやれない! それが全てだよ!」
侑
「そうね。確かにそう。でも私は登録販売者の資格はきっと人生で役に立つ時が来る!と信じている。だから勉強したい。みんなもチャレンジして欲しい」
凛
「確かにね!ちゃんとした法律に基ずく公的資格だから取っておけるなら取るにこしたことはない。じゃぁ何でわざわざ登販部でやるわけ。個人で独学でいいんじゃない。」
侑
「私は、登販部としてみんなで挑戦して、失敗も成功も登録販売者を勉強している人、勉強しようかな?と迷っている人にツイッターで発信してみようと考えている。」
咲良、凛
「は・つ・し・ん?????」
「ツイッターァァァ????」
侑
「そう、登販部の私達のチャレンジが、きっと役に立つ人がいると思うんだ。」
6月第3週:凛が登販部ツイッターをやってみる
高校図書館
凛
「まさか私が登販部ツイッターの発信担当をやる事になるとは想像していなかったよ」
「でも世の中にこんなにたくさん登録販売者の勉強している人がツイッターしているのも驚きだよ。登録販売者さんのアカウントも入れると結構な数だよ。」
「ツイッターの登録販売者の勉強アカの発信を見ていると、ホントいろいろな勉強方法があるねぇ」
咲良
「でも、凛が適任だと思いますよ。一番勉強に苦労している生の声が出ます。本物の声は本物しかつぶやけません」
凛
「遠回しにバカにされているような気がするゾ」
侑
「まぁ適材適所です。ツイートのネタが無ければ協力するよ。」
咲良
「でももう6月後半です。試験勉強の方もしっかりしないとね。私はカメ型勉強方法でやってます。私はこっちが性に合います。」
凛
「だろうね。そんな感じがする。私はウサギ型勉強方法の方が合う。ちなみに佑は勉強方法はどうしている?」
侑
「アハハ、私は変則のカメ&ウサギ型だよ。第1章、2章、4章、5章はウサギ型勉強方法で3章はカメ型勉強方法です。」
凛
「でも、ツイッターやっていて気がついたんだけど…、みんな勉強がんばっている。すごいね。私達もがんばらないと、そう思わされるよ。」
「ツイッターのDMにどんな勉強方法してますか?って最近よく聞かれるけど、正直に答えていいよね。カメ&ウサギ+3章積み上げ勉強方法。」
侑
「そうね。みんな合格してほいしい。ほんとにそう思う」
「登録販売者の試験は絶対評価だから上位何%が合格という相対評価じゃない。だから登録販売者を目指しているみんなとは同志になれる」
咲良
「………」
咲良
「でも、どうしてツイッターで登録販売者や登録販売者の勉強アカウントをフォローするんですか? ぶっちゃけ勉強とは関係ないような」
凛
「まぁ、でもドラッグの裏側を聴けておもしろい。私は結構好きかも」
侑
「登販部といっても、最後は勉強は独学の要素が強いと思うんだよねぇ。それできっと勉強がイヤになることもある。そんな時、登録販売者の勉強仲間がいれば心強いかなぁと思ってさ」
「ツイッターは登録販売者試験の情報も早いし」
「実際に登録販売者になった人の本当の声が聞きたいこともあるかな…」
咲良
「………」
6月第4週:侑は試験受験願書を出す
学校図書館
侑
「あぁ~。今日は何日だぁ~」
咲良
「6月21日かしら、どうしたんですか?」
侑
「登録販売者の試験の願書みんな出してるカナ?」
咲良
「イイエ」
凛
「ハイ」
侑
「ねぇもう6月だよねぇ。確かそろそろ登録販売者の願書提出期限じゃぁなかったっけ」
「登販の試験勉強をがんばってしていても、願書を出し忘れたら笑えない!」
凛
「確かにね! でも大丈夫ちゃんと申し込みましたよ。ここまで勉強すれば受けなくちゃ今までの勉強が無駄になるしね」
咲良
「…少し合格の可能性が見てきたら、やる気になってきましたね。まぁまだまだ試験まで時間はあるし」
「「奢る平家は久しからず」と言います」
凛
「第3章の攻略方法が見えてきたら、がぜんやる気になってきたよ。」
侑
「私も願書早めにだしておくよ。受験願書と言えばコロナ過でなければ他県との併願受験も出来るんだけどね。一発合格したいなら併願作戦はありだよね。受験費用がかかるけど」
「今は与えられた環境でベストをつくしかない」
咲良
「そういえばコンビニのアルバイトは凛はまだつづけているの? よく続くねぇ。」
凛
「…あれぇ! そうか行ってなかったね。うちの家はコンビニをやっているんだよ。家の手伝いがバイトということ。まったく親のアルバイト人件費削減に使われている」
咲良
「へぇ。知らなかった。でも最近では薬を売っているコンビニもあるみたいだし、合格すれば薬を売れて儲かるかも」
凛
「ダメ、ダメ。薬を買うのはみんなドラッグにいっちゃうよ!ドラッグは日用品や冷凍品、ドリンクも扱っているしコンビニの大敵です。」
咲良
「…そうね…。ドラッグストアの出店スピードはこの前ニュースでもやっていた。ドラッグストアの一人勝ちとか言っていた。」
ひかり
「あのぉ~、すいません」
侑、凛、咲良
「………はい?……」
つづき第4話⇒【登録販売者独学勉強方法】ブログ小説第4話:ひかり【もしドラッグでアルバイトしている女子高生が登録販売者を目指したら】
前の話第2話はこちら⇒【登録販売者独学勉強方法】ブログ小説第2話:離脱【もしドラッグでアルバイトしている女子高生が登録販売者を目指したら】